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工部大学校本館

工部大学校本館(ボアンヴィル設計)

明治10年6月(中央部)、9月(左翼部)竣工
明治3年に設立された工部省に、翌年工学教育を司る工学寮が設置される。
虎ノ門旧延岡藩邸跡地に、アンダーソン、マクヴェイン設計による小学校(後の博物場)、生徒館(寮生宿舎)、教師館(教師宿舎)の建設が進められ、明治6年8月に大学校予科が開校する。
その後、明治10年には工部大学校本館が竣工する。中央の講堂(中堂)では、エアトンによる日本初の電灯点灯試験やグラント将軍歓迎会などが催された。
明治18年の工部省廃省、翌年の工部大学校廃校後も、本郷の地に工科大学本館が竣工する明治21年まで、工科大学校舎として使用された。
同地には現在、校舎の部材を用いた「工部大学校阯碑」が建設されている。

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